AIのオフ会を100回やって分かったこと。コツコツが苦手な僕が続けられた理由
オフ会や勉強会をやってみたいけれど、続けられる気がしない。
そう思って止まっている方に向けて書きます。
先日、AI関連のオフ会が通算100回になりました。でも僕、100回を目指していたわけじゃないんです。
これまでの記録をまとめていたら、「98回」という数字が出てきました。えっ、と声が出ました。数えてすらいなかったんです。
「コツコツ続けてすごいですね」と言ってもらえることがあります。正直に言うと、僕はコツコツがいちばん苦手です。積み上げてきたつもりも、ありませんでした。
じゃあ、なんで100回になったのか。振り返ってみます。
話した内容を、動画にもまとめました(12分半)。読むより聞くほうが楽な方はこちらからどうぞ。
オフ会を始めたきっかけは、たった一人の「わからない」だった
最初のオフ会は2025年11月27日。テーマは「AIで記事を書こう」でした。
きっかけは、あるオフィスで聞いた一言です。
「記事を出したいけど、書き方がわからない。サムネも挿絵もどうしたらいいんだろう」
そのとき僕が使っていたAIなら、文章もサムネも挿絵も、全部ひとつで作れる。これは届けたいなと思って、その人ひとりに向けて記事を書きました。
でも、記事を出して終わりにできなかったんです。「これ、一人で読んでもきっと難しいよな」と、僕が勝手に思い込みました。
だったら一緒にやろう。それが第1回でした。
AIを教えたかったわけじゃなくて、目の前の一人に届けたかっただけなんです。
「IT格差をなくしたい」という義務感を、やめました
僕の前職はスマホ教室の先生でした。その頃の思いは「IT格差を減らしたい」。
でもあれ、けっこう上から目線だったかなと今では思っています。義務感や使命感で言っていた気もします。
一周回って、今の言葉はこうです。
ITが苦手な人に、AIって楽しいと思ってもらいたい。
越えていこう、じゃない。楽しいから触ってみよう、の方に変わりました。
僕はエンジニアじゃないし、コードは読めないし、英語は見たくない側の人間です。そんな僕でもAIに助けてもらってツールが作れた。あの「できた」がうれしかったから、同じ気持ちを渡したくなったんです。
勉強会で失敗した日、翌日にやり直して学んだこと
アンケートで「AIへの不安は何ですか」と聞くと、返ってくる答えは大きく2つでした。個人情報やプライバシーのこと。そして、使い方がわからないこと。
正直、僕はあまり気にしていない側だったので驚きました。
じゃあ不安に答える回をやろう、と組んだんですが、これが見事に失敗しました。
自分が普段話していないテーマだったので、資料をAIに作ってもらったんです。そうしたら前後の話がつながらない。自分の言葉で説明できない。
終わってすぐ「明日リベンジさせてください」とお願いして、やり直しました。それも2回。
わかったのは単純なことです。
自分が実際に歩いた道しか、腹落ちする説明はできない。
アンケートには「わかりやすかったよ」と書いてもらえて、正直ホッとしました。でもそこで「じゃあいいか」にしたら成長がないと思ったので、次に持ち越しました。
作る気のなかったツールが、参加者の声から生まれた
LINEスタンプの画像が作れるプロンプトを記事にしたら、こんな質問が来ました。
「作ったあと、どう加工したらいいの?」
正直その時点で、僕はスタンプを本気で作る気がなかったんです。でも聞かれたからには説明せねばと作り始めたら、僕自身がつまずきました。
僕がつまずくなら、他の人も絶対つまずくよな。
そう思って、AIに全力で助けてもらって作ったのが「LINEスタンプカッター」でした。試作品をオフ会で触ってもらって、改善点を出してもらって、バージョンを上げていきました。
あれは僕が作ったというより、来てくれた方の声が詰まっている、人生で初めてのアプリです。
そして大事なことがあります。
僕のAIができることは、あなたのAIでもできる。僕が作れたということであれば、あなたにも作れるんです。
オフ会を100回続けられた理由は「楽しかった」だけ
直近の集計では、2回以上来てくれた方が46.7%。いちばん多い方は26回も参加してくれていました。
続けられたコツを聞かれたら、2つだけです。
自分が楽しんだこと。そして、アンケートやレビューで応援の言葉をもらえたこと。
主催が楽しめなければ、参加者も楽しくない
これは僕の教訓です。
昔やっていたオフ会で、僕自身が無理をしてやっていた時期がありました。なんか違うな、でも楽しんでもらってるからいいかな、と思って続けて、結局やらなくなった会があります。
昔の「IT格差を減らしたい」は、願望的な部分が強かったんです。自分が何かをしたいというより「他者貢献しなければ」。「自分にできることは、これしかないから」。
向いていたし、求められていたし、楽しかった。でも今思い返すと、少し窮屈な部分がありました。
もちろん、楽しいだけじゃないことも分かっています。ビジネスとして考えれば、他にやるべきことがあるのは分かる。それでも、自分の中のエネルギーの向き方が違うんです。その差分に、今やっと気づけました。
その熱量はどこから来るのか
自分の軸を持っている人たちに、すごく憧れていました。
なんでそんなに思いを込めて話せるの。その熱量はどこから来るんだよって、本当に思っていました。
でも今は、自分の中での回答が見つかりました。だからこそ今なら言えます。
その熱量は、楽しいから。好きだから。
シンプルかつ明快な答えです。
どれだけ理屈をこねくり回しても、数字を出しても、心から楽しいよねって話している人には敵わない。これも僕が思っていることです。
あくまでも現時点の結論で、僕の性格上、10年20年後は違うことを楽しんでいると思います。それでも今の自分はそう思っている。この事実は変わりません。
これから主催したい人へ
ひとつだけ渡すとしたら、これです。
来てくれた人に、何を持って帰ってほしいか。それを1個だけ決める。
僕は「AIって楽しい」だけです。難しく決めなくていいんです。
準備がわからなければ、誰かの会に出て、まるっと真似していい。一人が不安なら、主催2人で始めていい。誰も来なかったら、主催同士で話せばいいんです。
僕が深夜の時間帯に会を開いているのにも理由があります。
昔の僕は、ただ聞いている側でした。話せる側に憧れても、そこには行けないと思っていました。でも「行動できる・話ができる」をテーマに会を開いてくれた人がいて、引き上げてもらった。だから今、こうして話せています。
人それぞれ、やりたいことも求められるものも違います。だから僕は、僕にできる形で。記事、オフ会、発信、ツール。いろんな形で届けていきます。
あなたなら、来てくれた人に何を持って帰ってほしいですか。
今晩できることは、ひとつだけ。その答えを、一行でいいのでメモに書いてみてください。
言葉にした瞬間から、止まっていたものが動き始めます。
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