AIと言語化
2026-08-19

AIのオフ会を100回やって分かったこと。コツコツが苦手な僕が続けられた理由

気づけばAI関連のオフ会が通算100回になっていた

オフ会や勉強会をやってみたいけれど、続けられる気がしない。

そう思って止まっている方に向けて書きます。

先日、AI関連のオフ会が通算100回になりました。でも僕、100回を目指していたわけじゃないんです。

これまでの記録をまとめていたら、「98回」という数字が出てきました。えっ、と声が出ました。数えてすらいなかったんです。

「コツコツ続けてすごいですね」と言ってもらえることがあります。正直に言うと、僕はコツコツがいちばん苦手です。積み上げてきたつもりも、ありませんでした。

じゃあ、なんで100回になったのか。振り返ってみます。

話した内容を、動画にもまとめました(12分半)。読むより聞くほうが楽な方はこちらからどうぞ。

オフ会を始めたきっかけは、たった一人の「わからない」だった

目の前のたった一人に届けたかった

最初のオフ会は2025年11月27日。テーマは「AIで記事を書こう」でした。

きっかけは、あるオフィスで聞いた一言です。

「記事を出したいけど、書き方がわからない。サムネも挿絵もどうしたらいいんだろう」

そのとき僕が使っていたAIなら、文章もサムネも挿絵も、全部ひとつで作れる。これは届けたいなと思って、その人ひとりに向けて記事を書きました。

でも、記事を出して終わりにできなかったんです。「これ、一人で読んでもきっと難しいよな」と、僕が勝手に思い込みました。

だったら一緒にやろう。それが第1回でした。

AIを教えたかったわけじゃなくて、目の前の一人に届けたかっただけなんです。

「IT格差をなくしたい」という義務感を、やめました

義務感から楽しさへ

僕の前職はスマホ教室の先生でした。その頃の思いは「IT格差を減らしたい」。

でもあれ、けっこう上から目線だったかなと今では思っています。義務感や使命感で言っていた気もします。

一周回って、今の言葉はこうです。

ITが苦手な人に、AIって楽しいと思ってもらいたい。

越えていこう、じゃない。楽しいから触ってみよう、の方に変わりました。

僕はエンジニアじゃないし、コードは読めないし、英語は見たくない側の人間です。そんな僕でもAIに助けてもらってツールが作れた。あの「できた」がうれしかったから、同じ気持ちを渡したくなったんです。

勉強会で失敗した日、翌日にやり直して学んだこと

AI任せの資料で失敗した日

アンケートで「AIへの不安は何ですか」と聞くと、返ってくる答えは大きく2つでした。個人情報やプライバシーのこと。そして、使い方がわからないこと。

正直、僕はあまり気にしていない側だったので驚きました。

じゃあ不安に答える回をやろう、と組んだんですが、これが見事に失敗しました。

自分が普段話していないテーマだったので、資料をAIに作ってもらったんです。そうしたら前後の話がつながらない。自分の言葉で説明できない。

終わってすぐ「明日リベンジさせてください」とお願いして、やり直しました。それも2回。

わかったのは単純なことです。

自分が実際に歩いた道しか、腹落ちする説明はできない。

アンケートには「わかりやすかったよ」と書いてもらえて、正直ホッとしました。でもそこで「じゃあいいか」にしたら成長がないと思ったので、次に持ち越しました。

作る気のなかったツールが、参加者の声から生まれた

参加者の声から改善が回っていった

LINEスタンプの画像が作れるプロンプトを記事にしたら、こんな質問が来ました。

「作ったあと、どう加工したらいいの?」

正直その時点で、僕はスタンプを本気で作る気がなかったんです。でも聞かれたからには説明せねばと作り始めたら、僕自身がつまずきました。

僕がつまずくなら、他の人も絶対つまずくよな。

そう思って、AIに全力で助けてもらって作ったのが「LINEスタンプカッター」でした。試作品をオフ会で触ってもらって、改善点を出してもらって、バージョンを上げていきました。

あれは僕が作ったというより、来てくれた方の声が詰まっている、人生で初めてのアプリです。

そして大事なことがあります。

僕のAIができることは、あなたのAIでもできる。僕が作れたということであれば、あなたにも作れるんです。

オフ会を100回続けられた理由は「楽しかった」だけ

直近の集計では、2回以上来てくれた方が46.7%。いちばん多い方は26回も参加してくれていました。

続けられたコツを聞かれたら、2つだけです。

自分が楽しんだこと。そして、アンケートやレビューで応援の言葉をもらえたこと。

主催が楽しめなければ、参加者も楽しくない

熱量はどこから来るのか

これは僕の教訓です。

昔やっていたオフ会で、僕自身が無理をしてやっていた時期がありました。なんか違うな、でも楽しんでもらってるからいいかな、と思って続けて、結局やらなくなった会があります。

昔の「IT格差を減らしたい」は、願望的な部分が強かったんです。自分が何かをしたいというより「他者貢献しなければ」。「自分にできることは、これしかないから」。

向いていたし、求められていたし、楽しかった。でも今思い返すと、少し窮屈な部分がありました。

もちろん、楽しいだけじゃないことも分かっています。ビジネスとして考えれば、他にやるべきことがあるのは分かる。それでも、自分の中のエネルギーの向き方が違うんです。その差分に、今やっと気づけました。

その熱量はどこから来るのか

自分の軸を持っている人たちに、すごく憧れていました。

なんでそんなに思いを込めて話せるの。その熱量はどこから来るんだよって、本当に思っていました。

でも今は、自分の中での回答が見つかりました。だからこそ今なら言えます。

その熱量は、楽しいから。好きだから。

シンプルかつ明快な答えです。

どれだけ理屈をこねくり回しても、数字を出しても、心から楽しいよねって話している人には敵わない。これも僕が思っていることです。

あくまでも現時点の結論で、僕の性格上、10年20年後は違うことを楽しんでいると思います。それでも今の自分はそう思っている。この事実は変わりません。

これから主催したい人へ

ITの苦手を、AIが楽しいに変える

ひとつだけ渡すとしたら、これです。

来てくれた人に、何を持って帰ってほしいか。それを1個だけ決める。

僕は「AIって楽しい」だけです。難しく決めなくていいんです。

準備がわからなければ、誰かの会に出て、まるっと真似していい。一人が不安なら、主催2人で始めていい。誰も来なかったら、主催同士で話せばいいんです。

僕が深夜の時間帯に会を開いているのにも理由があります。

昔の僕は、ただ聞いている側でした。話せる側に憧れても、そこには行けないと思っていました。でも「行動できる・話ができる」をテーマに会を開いてくれた人がいて、引き上げてもらった。だから今、こうして話せています。

人それぞれ、やりたいことも求められるものも違います。だから僕は、僕にできる形で。記事、オフ会、発信、ツール。いろんな形で届けていきます。

あなたなら、来てくれた人に何を持って帰ってほしいですか。

今晩できることは、ひとつだけ。その答えを、一行でいいのでメモに書いてみてください。

言葉にした瞬間から、止まっていたものが動き始めます。

りょう
AI講師・言語化コーチ。「AIと言語化は同じスキル」をテーマに、AI初心者の方への伴走と発信をしています。
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