AIに何を頼めばいいかわからない人へ。忘れっぽい僕が毎週使う「4つの頼みごと」
「AIを入れてみたけど、結局何を頼めばいいかわからない」
この記事は、そんな人のために書きました。
結論から言うと、AIには「作って」と頼むより「見えるようにして」と頼む方が、ずっと簡単で、ずっと効きます。
僕はAI講師として活動していますが、もともとは人一倍忘れっぽい人間です。
どのくらいかというと、自分が作ったゲームをインターネットに公開したことすら忘れていました(後半で出てきます)。
ここで紹介する4つは、かっこいい活用術ではありません。全部、僕の欠点の形をした道具です。
プロンプト(AIへの指示文)というと呪文みたいに聞こえますが、実態は職場のホワイトボードに書く「戻り19時・弁当不要」の走り書きと同じです。誰でも書けます。
AIに「今日やったこと」を一覧表にしてもらう
夜になると、今日の自分が何をしたか思い出せない。
一日ずっと動いていたはずなのに、「で、何が残ったの?」と聞かれると固まる。心当たりはありませんか。
僕は作業の終わりに、AIへこれを貼ることにしました。
本当に効くのは、最後の「やり残し」の欄です。
自分では全部終わったつもりの日ほど、ここに何か残っています。僕はこの欄に、15分で終わる大事な作業を三日連続で思い出させてもらいました。
覚えておくのはAIの仕事にする。これが1つ目です。
AIに「行方不明のファイル」を探してもらう
先日、昔作った自作ゲームを人に見せたくなって、AIに探してもらいました。
返ってきた答えに、僕は固まりました。
「見つけました。そして、このゲームはすでにインターネットに公開されています」
……公開してたんです、僕。1ヶ月前に。完全に忘れていました。
人間の記憶より、パソコンの記録の方がずっと正確なんですよね。
ポイントは最後の一行「変更しないで、報告だけ」。これが安全装置です。
探し物を頼んだら部屋を勝手に片付けられていた——みたいな事故を、この一行が防ぎます。
AIに「公開前の最終チェック」をしてもらう
作ったものを世に出す直前が、一番怖い瞬間です。
個人情報が紛れていないか。知らないうちに誰かの権利を踏んでいないか。
さっきのゲームを改めて世に出すとき、僕はこれを貼りました。
結果は「個人情報ゼロ・有名キャラの名前や画像ゼロ」。安心してボタンを押せました。
一番大事なのは最後の一行です。
「私がOKと言うまでしない」——最後のボタンは、必ず人間の手に残す。
AIがどれだけ賢くなっても、ここだけは譲らないと決めています。
AIに「体験の記事化」を頼む
種明かしをひとつ。実は今読んでいるこの記事も、4つ目の頼みごとから生まれました。
やったことをAIに話す→記事の下書きになる→自分の言葉で直す。
体験が発信に変わって、学びが二度おいしくなります。
書くほどのことじゃない、と思った日の話ほど、誰かの「私にもできそう」になったりします。
まとめ:AIへの頼み方は「作って」より「見せて」
| 頼みごと | いつ使う | 何が見えるか |
|---|---|---|
| 棚卸し表 | 作業した日の夜 | 今日の成果と、忘れてたやり残し |
| 迷子さがし | 「あれどこ?」の時 | 昔の宝物と、正確な記録 |
| 公開前チェック | 世に出す直前 | 事故の芽。安心してボタンを押せる |
| 記事化 | 何かができた日 | 体験の中の、誰かに効く部分 |
共通点は全部同じです。AIに作らせるのではなく、見えるようにしてもらう。
そして見えたものをどうするか決めるのは、いつもあなたです。
今晩、1つ目の「棚卸し表」だけ貼ってみてください。
表が返ってきたら、「やり残し」の欄だけ見る。それで十分です。